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タイで飲食業をやりたい。 [出店計画]

タイで飲食業、飲食ビジネスをやりたくて、
このブログを書いています。

自分の場合はタイ・チェンマイ限定の話なので、
今までも書いてきましたが、
バンコクとはだいぶ違う視点になると思います。

タイの飲食ビジネスの記事を書くと、
いまだに一定のアクセスがあり、
自分と同じように考えている人が多いのかな?とか、
タイで飲食業を、と考えている方が多いのだろうな、
とか思っています。

今まで書いてきたタイで飲食店を経営する基本的な考えですが、
大きく分けて2つ、

1つは地元飲食店と対等な価格設定にする。

2つめは、価格帯は高くてもタイ人が知らない味、
または凄くおいしいものを出す。

知り合いもそれほどいなくて、という場合、
このどちらかのパターンにハメないと
閑古鳥が鳴く可能性が高いと思います。

自分がやるなら基本1で2を少し混ぜる、でしょうか?
たぶんこれが一番簡単に実現出来そうだからです。

本当は個人の場合だと、和食やイタリアン、日本ラーメンなど、
オリジナルの味があれば価格よりそっちを優先させたほうが
いいかもしれません。

理由は、技術があればそのほうが簡単に
上の条件にはまるからです。

でも大手の場合はどうでしょう?
自分がいつも思うのは、「ガラパゴス」。

人間では使いきれないような機能を持つ携帯電話。
辞典のような説明書。
これをタイの平均給与の数倍で売る。

日本の携帯電話を見たスティーブ・ジョブスが笑った、
という話は有名ですね。
彼のような偉人は、条件1と2を同時にクリアしてしまう。
でもそんな事は普通は無理、不可能です。

なのでどっちを選ぶか? ですが、日本企業は
決まって2を選びます。
たぶんこの理由は、タイで稼いだ金を日本で分配する、
この考えがあるので、これしか選択肢がないからだと思います。

もうこの時点で先が見えませんか?
ムダに多い機能をつけて地元競合店の数倍で売る。

前にニュースで、「ドル建ての給与は日本が世界一高い」、
という話をしていました。

これ恐ろしい話ですよね。
年々下がり続ける日本人の給与が
世界標準でみると、バカ高い。

これで世界の企業と、どう戦えばいいのか?
正直言ってやめるしか方法がないですよね、本当は。

今の円高が続く限り、「タイで稼いで日本に分配」のモデルは、
不可能です。
最低でも、ドル円150円ぐらいの想定為替レートでないと
無理でしょう。

確かにいつかはそんな時が来るとは思います。
でもそれなら、FXでもやってドル円を買い150円になったら、
タイに進出する、このほうが全然いいですよね。
そんなに早く、そうなればの話ですが。

最近思うのは、タイで飲食をやりたいなら、
もっとタイを見る事。
今現在、タイで成功している日本経営の店舗は、
それだけ優れているという事です。

出店を考えている我々は、すでに成し遂げた人から学ぶ
事が出来ます。
単純に「真似する」というのも有効かもしれません。
ただチェンマイで、成功中のバンコクのお店のマネをしても
ダメだと思いますが。

タイでやらないほうがいいと思う商売 P3 [出店計画]

前回の続きです。

まず前回最後に書いた「日本人専門店」のパターンですが、今までにこれに当たる店を結構な数見ています。
タイではない国でも見ていますが、このパターンの立地条件に一つの特徴を感じました。

「市街地近辺ですが、多少外れている。」 こんな感じです。
なぜかいつもこの立地なんですね。
そしてそれほど大きくない店舗が多いです。
大きいところもありましたが、さすがに家賃がきつかったのか閉店も早めでした。

原因はいくつかありそうですが、一番大きいのは繁華街を多少でも外れると集客が難しいという事なんだと思います。
当たり前すぎる意見ですが、実際そうなのではないかと思います。

「そこで日本人の来店に賭ける」、みたいな感じでしょうか?
徐々に客足が遠のいてきたら、この方法をではない解決策を見つけたほうがよさそうです。

そしてバンコク中心部などの繁華街はなぜ、除外なのか? ですが、
これも上と同じ理由からです。

集客が楽だからです。
特に今のバンコク繁華街の賑わいは、はっきりいって東京より数段上です。
これは夜の話ではありません。 昼でもです。

バンコクの繁華街なら、日本人専門店でもビジネスとして成り立つし、マッサージでも飲食でも店の生存率は郊外よりずっと高いというのがあります。
そんな理由で同業でもビジネスそのものが違うので、除外しました。

タイでやらないほうがいいと思う商売 P2 [出店計画]

「タイでやらないほうがいいと思う商売P1」の続きです。

条件は引き続き、バンコク都市部を除くタイの話になります。
ちなみにチェンマイはこの条件にピッタリです。

前回挙げた2つ、飲食・マッサージですが、失敗に至る過程に少し違いがあるように感じます(自分が見た範囲です)。

まずマッサージの話からしますと、この商売は開店当初から閑古鳥が鳴き、最後まで苦しい展開が続くという地獄パターンに落ちる傾向がよくみられます。
自分の知る限りこのパターンにハマらなかったのは市街地からかなり離れた場所で始めた1件だけです。
それ以外は全店がこのパターンにハマりましたので、上記条件下でのタイマッサージ業というのは非常に難しい商売だと言えそうです。

前記の1件はチェンライ郊外だったのですが、最終的には約1年半で閉店しました。
これは直接の知り合いだったのですが、投資金額は回収出来たそうなので、完全な失敗とはいえないかもしれません。
結局閉店したので、知り合いとはいえ「何で閉めたの?」とは今の所、気が引けて聞けないでいます(いずれ聞こうと思っているので、その時はここで報告します)。

ちなみにチェンマイ市街地中心部で、サウナ&マッサージを数年前始めた知り合いがいますが(この人はタイ人)、これはソコソコ上手くいってるように見えます。
但し、初期投資が大きいはずで、投資金額を回収したとまではどうかな?とも思います。 そこまでの仲ではないので、聞けないのが残念です。
あとこの場合は繁華街中央なので、除外条件に近いです。
(なぜバンコク~、が除外なのか?は次回書きます)

ただ難しい・厳しいといっても、成功している店がいくつも存在しているのですから、やり方や工夫で何とかなるのかもしれません。
次に飲食業ですが、こっちはいろいろなパターンがあります。

マッサージのような地獄パターンはあまりなく、開店当初はそれなりに盛況になるケースが多いです。
但し以前書いた記事「ここをクリックで飛びます」のような友達パターンも多いので、利益に結びついたのか?は微妙なところです。

それでも最初は意外と客入りがあるのが普通です。
これ何でだろう?といつも考えていたのですが、もしかすると日本人ネットワークが要因の一つなのかもしれません。 応援の来店ですね。

単純に日本人がタイで飲食店をオープンすると、ほぼ100%何らかの日本文化が目に見える形で看板等に盛り込まれます。
それは日本語だったり、日本食メニューだったりです。
まあ日本人経営ですから当たり前ですし、日本人の集客も見込めるわけですから当然の戦略だとは思います。
しかしこれに関連した悪いパターンが一つあります。

開店当初はそれなりに盛況だったが次第にあてにしていたタイ人や欧米人の来客が伸び悩んでくる。
ここまでは普通にありがちなパターンですが、これに深くハマった日本人経営店の場合、その後かなりの高確率で日本色が強まっていくという傾向にあります。

するとこの店は次第に日本人専門店になり、ゆくゆくは特定の日本人専用店になり閉店してしまう。
このパターン、実はタイに限らず・規模も問わずなのです。

ちょっと長くなったのでまた次回に続きます。

タイでやらないほうがいいと思う商売 [出店計画]

昨日の夜くらいからYahooのトップページにずっと載っていたので、読んだ方も多いと思いますが、
「ミャンマー、経済制裁解除見越し欧米は先手 出遅れる日本、失う商機」

実はこれかなり重要な事だと思います。
ただ本心を言えば、時すでに遅し、だと個人的には思います。
今の日本の場合、国が企業をバックアップする事はないでしょうから、ミャンマーでの大きな案件はあきらめたほうがいいのでは? と思います。
小さなところから攻めるべきなんでしょう。 そのチャンスなら多いはずです。

本題にいきますが、これは自分の感覚です。
統計とかを取ったわけではないので、そのつもりで読んで頂きたいと思います。
もちろん日本人がタイで商売を、の話です。 実際はタイというより「バンコク都市部を除くタイ」の事を指しますので、条件は「日本人がバンコク都市部を除くタイで商売をする場合」です。

自分が実際に確認した話だけします。
まず最も失敗率が高いもの。 最も参入が多いものでもあります。
代表的なのが2つですね。
「飲食」と「マッサージ」です。

このブログのタイトルとか自分の話は今回忘れてください。
笑われそうですが続けます。 ちなみに「自分だけは特別」とか思っていませんよ。

話を戻しますと、この2つの商売が高確率で失敗する法則が1つあります。
タイ人に出資する、または投資する。
基本、日本人本人があまり商売に参加しない、とかタイ人に丸投げするとかになると超高確率でこの法則が機能します。

さらにこの話を持ってきたのがタイ人となると、もうこれ以上上がらないだろうと思われた失敗確立が、失敗確定付近にまで上昇します。
この理由は前にタイ人は歩合給より固定給を選ぶみたいな事を書いた記事がありますが、その辺を参考にしてもらえるとわかり易いと思います。

とにかくタイで商売するなら「主に自分で考え、自分の手法で、丸投げは絶対にしない」を貫くべきだと思います。
もちろん有能なタイ人のパートナーがいる場合もあるでしょうが、それでも丸投げは失敗確定だと自分は思います。

少し長くなったので、また次回に続きを書きます。

飲食店経営と矛盾する話 [出店計画]

数年前だと思いますが、日本が食品廃棄率という指標で世界一だと報道されました。
これは名前の通り、食べられる(食べられた)物を捨てた割合です。
多くのレストランでは、食材の料理に使わない部分は普通に捨てますし(意外に大量)、何よりも食べ残しの量は「何で注文したのだろう?」と思うほど膨大な量になります。

食べ残しは、店の味の問題や、オーダーしたが考えていた味ではない等の場合があるので、一概に全部が悪いとは言えません(それでも多すぎますが、、)。
そしてこの団体の統計を見ても分かりますが、先進国と途上国では大幅な違いがあります。

店側がおいしい料理を出そうと思えば、食材の不必要な部分が出てきます。
これは日本のある企業での話ですが、このいらない部分を従業員に持ち帰ることを許すと、「いる・いらないの区別が曖昧になり全部持って帰られてしまう恐れがあるので必ず全部捨てろ」という決まりがありました(実体験)。
ちなみにこの企業は、間違えて作った(オーダー等)料理も必ず捨てさせられました。
この例はちょっと行き過ぎだと思いますが、この国では多くの食料を無駄にしていると、誰もが感じていると思います。

自分がこんな風に食べ物を粗末にしてはいけないと考えるようになったのは、あの震災からです。
東京は被災地ではありませんが、自分の環境も大きく変わりました。 来年1月にはタイに移住しようと考えていた予定も間違い無く変更になるでしょう。
予定がくるった事自体は、自分にとってプラスでもマイナスでもないと思いますが、自分の考え方や気持ちには、とても大きな変化がありました。

あれからそこがどこであっても、誰の為でもいいから、少しは人の役に立とうと思うようになりました。
仮にコストを犠牲にしてもやるべき事をやろうと。
もしかしたら味を犠牲にする事もあるかもしれません。
とにかく食品のロスを抑えよう。
食べ残しもなるべく持って帰ってもらうように。

だから自分の、自分達の店が出来たら、間違えて作った料理は好きに食べればいいし、残りの食材もみんなで持って帰ればいいと思います、もちろんお客さんにサービスする手もあります(タイでは喜ばれるでしょう)。

本当はもう少し書きたい事があったのですが、長くなりそうなので次回に続きを書くことにします。

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タイのテイクアウトとタイでビジネスをやろうの話 [出店計画]

タイに限らず、外国のレストランで料理を残すと、ほとんどの場合精算時に「残りを持ち帰りますか?」と聞かれます。
凄い高級店や、逆に低価格を売りにしている店は例外かもしれませんが、タイで一般的な飲食店の出店を考えるなら、このサービスは不可欠なのだと思います。

他にも日本的に言うなら、ヤキトリ屋や寿司屋で飲んだお父さんが家族におみやげを頼む、とか本格的なデリバリーをやらなくても、こういった「お持ち帰り」のサービスは誰でもうれしいと思います。

タイの場合、自分がいつも感心するのが屋台のテイクアウトです。
ラーメンでもカオマンガイでもお菓子でも、何でもお持ち帰りできるのがタイの屋台です。

例えばラーメンの場合、スープ・麺・付属調味料などを別々のビニール袋にササッと入れて、あっという間に包んでくれます。
あと自分はタイに行くと必ず豆乳を飲んでいるのですが、これもいつも行くおいしい屋台でテイクアウトしています。
ピッタリサイズのビニール袋に、豆乳を一発できれいに入れるオバちゃんの技を見るのが結構楽しみだったりもします。

それとこのビニール袋、バカに出来ません、日本のテイクアウトの容器は高性能ですが、タイの屋台の料金からしてこういった物は使えません。
1杯100円程度のラーメンにはコスト的にビニール袋でないとダメなんですね。

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(エビカレーランチ・本文と関係ありません)

話は変わりますが、最近身近な知り合い数人に話の流れから「タイのブログやってるんだ」という話をしました。
数日後、これを読んだ友人達は揃って言います、「タイに移住?本気??」、「タイでレストランなんて無理でしょうー」、「止めなさい」 とかとか。
そのときは笑って「ハイ、ハイ」と答えましたが友人達、更に同じ様に思っている人々に対して本心を書いておきます。

まずタイに移住やめなさい、に関してですが、これは本人の好き嫌いだと思います、好きだから行く、それだけでいいんじゃないかと思ってます。
レストラン、というかタイで商売やめなさい、ですが、これを思っている方は重大な間違い、考え違いを持っているのではないかと思います。

まず商売はどこでやっても難しいですね、別にタイが特別厳しいと考えるのは変です。
たぶんその考えの中には、タイは日本に比べて凄く貧しい、という考えがあるからではないでしょうか?
でもこれは10年あれば、10年後には確実に間違いだと証明されるでしょう。

ビザや税の面でそう考える方、これは一理ありますがビジネスの成否に比べればハードルは低いですし、他国と比べてタイが、、という事もないですよね。
人間関係、信頼関係がある程度固いものであれば(これこそ難しいのかも)、まず投資からなどという選択肢もあります。 何も大金を用意したり、違法に走る必要など全くないでしょう。

それ以外で厳しいと言う場合、これはですね完全に間違いです。
しっかりした計画があってチェンマイで失敗するなら、東京(日本)ではもっとダメでしょう。
東京の家賃、税、少子高齢化、消費減退、所得の下落、高失業率、デフレ、大手との価格競争、、、今日本の厳しさは世界でも群を抜いています。
アセアンも中国もインドも加速度的に成長し、日本との格差は無くなりつつあります。
ここをハッキリ認めないと日本人は本当にダメになってしまうと思います。

日本人は今、日本を変えるか、そうでなければ海外へ出るか、だと思います。
いろいろと保守的な日本人に劇的な変化は難しいと自分は思います。
だからタイで、またはアセアン諸国、東南アジア、アジアで勝負したい、と思っている方、どんどん外国に出て勝負しましょうよ。
若い方なら海外へ出ていろいろな世界を見て、そして勝負してほしいと思います。

自分が考えるタイ・アセアンでのビジネスの最大の利点は「初期投資が少なく済む」という事です(日本と比べて)。
日本で会社を立ち上げ、または新規出店で失敗したら、再起はほぼありません。
下手すると人生アウトの可能性すらあります。
日本の一番の厳しさは2度目のチャンスはない、敗者は復活できない、このシステムだと思っています。

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チェンマイで見たタイ人の飲食ビジネス [出店計画]

2007年くらいだったと思いますが、チェンマイの友人が飲食店をオープン、その開店パーティーに呼ばれました。

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チェンマイ(タイ全土かもしれない)でお店を開店する際は、ヒンドゥーの儀式をやるのが普通なんだそうです。 白服の神に仕える方々が数人で来て場を取り仕切りました。

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日本のものと同じように、お供え物?も、たくさんです。
このお店の場所は、ニマンヘミン通り近く。 この辺りはニマンヘミン通りそのもの沿いより、小道を少し入ったところが凄くオシャレで、いいお店がたくさんありますね。

ここは今チェンマイの若者に最も人気のあるスポットで、人気クラブやバーもたくさん、皆夜はバイクでここにかけつけます。
チェンマイの若者にはベスパが人気みたいですね。 友人の店も夜8時ぐらいになると店の前はベスパや日系メーカーのスクターなんかで埋まります。

このお店、ガラス張りのメインホールとその周りに野外テーブル(8人掛け)が10数個と、まあまあ大きな店です。 いつもだいたいそれが埋まっていたので、さぞ景気がいいのだろうと思いオーナーに質問すると、「安くやってるから、あまり儲からないんだよ」と言います。

結果からいうと、このお店はその後2~3年で閉店します。 あの客入りでナゼ??と思いイロイロ調べると、そこにはタイ特有の習慣が。
簡単にいうと「友達とツケ」。 「友達だからツケといて」は当たり前。
友達が飲んでるからオレも的なノリで客は増えるが、最初の一人ではもちろん払えない。 なにしろトモダチが10人超えるのも普通です。
経営者のミエもあるのでしょうが、コレでつぶれる店が結構あるんですね。

例えば日本人経営の店なんかでも、コレにはまる場合を良く見かけます。 「友達や知り合いが来てくれるからきっとうまくいく」はタイではありえない事です。 これはタイのどんな商売でも当てはまると思います。
「タイでは友達から金は取れない」、これはタイで商売する場合覚えておいたほうがいい事です。 自分も常に肝に銘じています。

でも彼らも強いですよ。 つぶれた店舗のとなりのとなりで、また復活したそうです。
客入りは凄いとの評判。 たぶんトモダチでしょうけど。
でも、もしかすると彼らは楽しければいいのかもしれません。
とても自分にはマネできませんが、そんな生き方もタイならOKなのかも、と書きながらふと思いました。

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出店計画について [出店計画]

タイトル・前書を「チェンマイに出店計画してます」としているので、ここはキチンと計画の概要などを書いておこうと思います。
まだ準備段階なので変更点は多数出ると思います。 それでも現段階のものを書き残す事はイロイロな意味で有意義だと思っているので始めます。

まず何料理なのか? ですが、これは基本「タイ風料理」となります。 「風って何よ?」はですね、メニューに入る可能性のある日本食などが、ややタイ風の味付けになる予定でいるからです。 これはタイ人の口に合わせる為の他、全ての食材をタイ国内で調達する為、自然とそうなる可能性があるという事です。 今回はこの2点について書きたいと思います。

まず「タイ人の口に」ですが、タイ料理にない魚料理や肉料理をメニューとして出す時、ややタイ風の味付けにしたいからです。 理由はタイの皆さんに抵抗無く食べて欲しいから。 タイ人(特に在バンコク以外)は食に関してかなり保守的な面があるので、その辺りを意識しての味付けです。 もちろん日本の方なら遠慮なく味に注文をつけて下さればいいと思います。 これはその程度の事でたいした理由でもありません。

もう1つ、食材をタイ国内で、、ですが。 1番大きいのは価格です。 メニューの料金設定を抑えたい為、高級日本食材等を輸入する訳にはいかないのです。 和食を主とするのではないので、ほとんど問題ないと思います。
それと輸入だと安定供給が難しい。 高級寿司店などではないので、「今日はイイのが入ってないよ」なんていってメニューが欠けるなどという事は絶対にあってはならない事です。
更に食の安全の問題もあります。 タイで営業する以上、タイ国内の食品であれば情報が入りやすく、仕入れ先の問題なども解決しやすいという利点があると思います。

他にもイロイロありますが、もう1つだけ書きます。
海外旅行時の食事の好みに関し、人はだいたい2パターンに分かれると思います。
1つはどこに行っても、「和食派」。 1番仲の良い友人がこのタイプで、アメリカに行っても「とんかつ・味噌汁」、南米でも和食屋を終始探していました。
もう1つのタイプは「外国に行ったら、その国の料理派」。 ほとんどの人がこっち派だと思います。 自分もこのタイプで、和食派の友人とは2回目の海外旅行を最後に一緒に行くのを止めました。
例えば外国からの旅行者でもタイ在住日本人でも、タイを旅行する、住んでいる、という事は当然タイが好きなんだと思います。 で、そういう方々に「本場のタイ料理・タイ風料理を、安くおいしく楽しんでもらいたい」というのが自分の店のコンセプトです。

少し話はズレますが、海外で和食屋さんに行くととんでもない体験をする場合がよくありますよね。 まるで話にならないラーメン店、臭くて食べられた物じゃない寿司店など様々です。 ただこれはマズいのが問題であって、「本物じゃない」とかいうのは違うと思います。 これは2年前の事ですが、チェンマイのデパート内においしい韓国鍋の店があるので、みんなで行こうという事になりました。 まあ例によってまるで韓国全く関係無しの料理だったのですが、これが凄くうまい。 味はタイすき似でしたが、激辛スープが凄く気に入り相当な量を食べました。 タイの若者の間では、日本と同じように韓国スターがブームだそうで、そんな所から韓国鍋店を名乗るようになったんじゃないか?という話。 その辺の理由はどうかと思いますが、「凄く安くておいしい」こんな店はアリだと思います。
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